DSDS(デュアルスタンバイ)対応の端末が国内で販売されたことによって、格安SIMの選び方の幅が広がりました。
格安SIMのデメリットであった080・090の電話番号を使ったかけ放題プランをDSDS対応端末によって解消できます。
この記事ではDSDS(デュアルスタンバイ)について詳しく解説し、対応端末の選び方・比較、契約の仕方、おすすめの契約プランを紹介していきます。
マニアックな内容をまとめているので、ガラケーのかけ放題と端末を見たい人は目次から移動してくださいね。
デュアルスタンバイ(DSDS)のメリットはカケホーダイをスマホで使えること
デュアルスタンバイのメリットは1台でネットも電話も使い放題の格安スマホが完成することです。
これまで完全なかけ放題プランを安く使うには、通話専用のガラケーとデータ通信専用のスマホの2台持ちしかありませんでした。
メール・LINE・ネットなどがスマホ・電話はガラケーと別々に分けなければならないので管理が大変、持ち運びに不便とデメリットを抱えていました。
デュアルスタンバイの登場で、ガラケーとの2台持ちのデメリットが解消されガラケー・スマホの2台をスマホ1台にまとめられるようになりました。
同じように会社でビジネス用途で持たされている電話もプライベートと会社用でSIMを分けることによって1台にすることができます。
DSDSのデメリット
2台持ちを解消できるメリットを持つDSDS端末ですが、パーフェクトな性能を持っていません。いくつか使えない機能もあるので困る方には向いていません。
デメリット一覧
- 日本製の端末がほぼない(あっても不具合が多い)
- おサイフケータイ対応スマホがない(2018年現在)
- ドコモのSIMカードを使うと指定外デバイス料500円がかかる
- ほぼau回線に対応していない(g07++→3G回線OK / Mate 10→4G回線OK)
利用開始する前に知っておきましょう。
DSDSとDSSSとDSDAの違い
デュアルスタンバイ(DSDS)対応する端末の選び方で失敗しないためにデュアルSIMについて説明します。
この知識を知らないとDSDS対応と思って購入したら対応していない!!と失敗するかもしれません。(マニアックな内容なので読み飛ばしても大丈夫です。)
デュアルSIMとは、SIMカードを2枚挿入できる端末のことを言います。
SIMフリー端末に多く、2015年に販売されたSAMURAI MIYABIやZenFone2もデュアルSIMの端末でした。
デュアルSIMでもスロット1,スロット2によって対応している回線がLTE,3G,2Gとバラバラ。
- ZenFone2の場合スロット1(LTE/3G/2G)、スロット2(2G)と実質的に日本ではスロット2が使えない
- SAMURAI MIYABIは両方共LTEに対応していますが使うにはSIMの切り替えが必要
どちらも電話をするには実用性に欠ける内容。
デュアルSIMは3つにわけれます。
シングルスタンバイ(DSSS):2枚SIMが指せるが、SIMの切り替えが必要
デュアルスタンバイ(DSDS):片方のSIMを使っている状態でもう一つが使える(例:データ通信をしている状態で、着信がある)
デュアルアクティブ(DSDA):2つのSIMが同時に使えます。
デュアルアクティブ(DSDA)はSIM1枚で通信をしながら電話をかけている状態を2枚でも行うことです。
DSDSとDSDAの違いは「通話中にもう一つのSIMでデータ通信ができないこと」だけです。
日本国内の通信回線で使えるのはDSDS端末は「4G(LTE)/3G通信+3G」を言います。
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