マンション・アパートの集合住宅では、導入されている回線のインターネットしか使えません。
マンションを探してみると「フレッツ光導入済み」や「フレッツ光マンションタイプには対応しておりません」と備考欄によく書かれています。
NURO光の場合は2013年サービス開始の光回線で導入には工事が必要となります。
NURO光を新規で導入する場合は、アパート・マンションの所有者や管理組合に確認を取る必要があるとなかなか面倒です。
今回はアパート・マンションに住んでいる場合でNURO光を契約したい方に契約する際の注意点・方法をまとめていきます。
NURO光を集合住宅で契約できるプラン
NURO光をアパート・マンションの集合住宅で契約できるプランは2通りです。
- NURO光(戸建プラン)
- NURO光 for マンション(マンションプラン)
それぞれ料金プラン・条件が異なるので順番に解説していきます。
NURO光(戸建プラン)は5階までの物件で可能
NURO光はもともと戸建と2階建までの集合住宅向けのサービスでした。
2017年2月に7階までのアパート・マンションで戸建向けのプランで契約できるように緩和されています。
キャンペーンで工事費用実質0円、キャッシュバックを利用すると光回線の中では最も安く利用できます。
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NURO 光 for マンションは3階以上の物件
8階建以上の集合住宅では、現状『NURO光 for マンション』しかありません。
NURO光 for マンションの物理的な制限は、3階建以上の物件なら利用可能。ですが、一定の条件が必要となります。
この条件がくせ者でかなり厳しいです。
NURO 光 for マンションの料金詳細とキャンペーン
NURO 光 for マンションの料金がかなり変則的なので、先に料金プランの詳細とキャンペーンについて解説します。
- 初期費用:3,300円
- 宅内工事費:44,000円(実質0円)
- 契約期間:2年間
- 解約違約金:10,450円
- キャッシュバック:10,000円(6ヶ月後)
宅内工事費は、36回分割支払いですが、相当分を36ヶ月割引があるので実質0円です。
開通月は月額料金が無料となります。
NURO 光 for マンションの月額料金は、同じ集合住宅でNURO光を使う人数によって変動します。
月額負担金=『Hands-up会費』+『NURO 光 for マンション月額基本料金』
Hands-up会費とは、NURO 光 for マンションの設備導入費・設備維持費に充当するもの。
※設備導入工事費:66000円を24回分割支払い
計算した料金が以下のようになります。
利用人数 | NURO光 for マンションの月額負担金 |
4人 | 2,750円 |
5人 | 2,750円 |
6人 | 2,750円 |
7人 | 2,640円 |
8人 | 2,530円 |
9人 | 2,420円 |
10人 | 2,090円 |
とまぁ、7人目以降、人数が多くなるほどNURO 光 for マンションの利用料金は安くなります。
ですが、契約するまでも面倒だし、契約してからもリスクが高いです。
NURO光 for マンションの加入条件と抱えるリスク
NURO光 for マンションをまとめると
- 住んでいるマンションに4名以上エントリー手続きをすること
- 管理組合・物件オーナーに交渉し、承諾をいただけること
- 現地調査にてNURO光が導入できる物件であること
2017年1月25日時点で
- なかま募集中(エントリー数):28982件
- マンションオーナーさまと交渉中:6136件
- マンション現地調査中:21192件
- 工事完了:3788件
とまだまだエントリーだけのユーザーが約3万人いる状況です。
現状を見ればわかるかと思いますが住んでいるマンションから4名以上エントリーを出す段階で苦戦します。
フレッツ光が開通していれば転用して使える光コラボもありますし、わざわざ工事をするのは面倒、NURO光って何?って人が多いかと思います。
NURO光 for マンションに加入してもリスクあり
NURO光 for マンションに加入できたとしてもリスクを抱えます。
4名以下になると『NURO光 for マンション』の解約。
契約者数(Hands-up 会員数)が3人以下になり、一定期間以内に4名以上にならない場合は、 NURO光 for マンションのサービスが終了されます。
この予期せぬ他者の解約により支払う金額が3つになる可能性があります。
- 2年間契約の違約金10,450円
- 36ヶ月分割の残数(1,222円×残存月数)
- 設備導入工事費(66,000円)の残債÷残存契約者数
これが10名以上と一度に集まればいいのですが…最低条件の4名の場合は、誰が解約してもサービスが終了する可能性を抱えている状況となります。
NURO光 for マンションは「サービスがいつ終わるかわからない」といった部分で精神衛生的にもよくありません。
NURO 光 for マンションプランへの加入はかなりの労力が必要です。
新規入居でNURO光を入れるってところは行けそうですが、ほとんどないんじゃないですかね?
フレッツ光が導入されているなら、数人でリスクをとってNURO光に切り替えるのはどうなの?と思います。
フレッツ光が開通しているなら素直に他社の光コラボレーションに乗り換えた方がお得に使えます。
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7階までの物件なら戸建プランの方が良い
結論としては7階までの物件なら戸建プランの方が良いです。
現状では、アパート・マンションではNURO光を導入しているところが少ないため、フレッツ光よりも速度が出やすいです。
同じ光回線でもフレッツ光とNURO光の使う光ファイバーは別物。回線が込み合う可能性が低いことや、キャッシュバック・キャンペーンを入れるとマンションタイプの光コラボよりも安くできます。
とは、いってもNURO光が使える地域なのか?はわかりません。まずは公式サイトから開通かいのうな地域なのかを調べてみましょう。
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NURO光をアパート・マンションで導入する方法
アパート・マンションの集合住宅でNURO光を導入する大まかな流れは、
- 物件所有者(管理会社)や管理組合から承諾をもらう
- 申し込み
- 工事
- 開通
申し込み〜開通までに関しては『NURO光の開通工事の流れとスケジュールの注意点』にて解説しています。
中でも重要なのは物件所有者からの許可でしょう。
宅外工事に関しては物件に小さな穴を開けたり、外壁に光キャビネットを取り付けるため、拒否をする可能性もあります。
オーナー向けに工事の概要を説明する用紙もあります。
ここで伝えるポイントは、
- 光キャビネットを外壁に取り付けるために4mm程度の穴を開けること
- 防水加工も行い、NURO光解約時に撤去工事(11,000円)を頼めば穴埋めができること
退去時はNURO光回線を残しても残さなくてもいいのでオーナーに委ねるような形にすればいいです。(必ず撤去という場合は穴埋めを行いましょう)
NURO光って何?ってなるかもしれないので「NTTの光回線を入れる工事をします」って伝えれば承諾をもらいやすいかと思います。
まずはここを突破しましょうね。