SIMカードとは携帯電話・スマートフォン・タブレットなどに入っているICカードのことです。
このSIMカードは、3GやLTEの電話を使ってデータ通信や音声通話をするのに必要で、電話番号などの契約者情報が記録されています。
大手キャリアで契約している方は、店舗でSIMカードも入れてもらえるため見たことがないかもしれません。
iPhone4sだと、側面についています。(iPhoneシリーズは正面右にあります)
SIMカードの大きさは3種類で性能に差はありません。
- 標準SIM:25mm×15mm
- マイクロ(micro)SIM:15mm×12mm
- ナノ(nano)SIM:12.3mm×8.8mm
このサイズは利用する端末によって異なります。
補足
SIMカードは、Subscriber Identity Module(加入者識別モジュール)の略です。
日本国内で使用されているSIMカードはUIM(User Identity Module Card)ないしUSIM(Universal Subscriber Identity Module Card)というのが正確な名称ですが、特に区別せずSIMカードとして読んでいます。
SIMカードと格安SIMとの違い
SIMカードと格安SIMの違いは販売している会社の違いです。
SIMカードは、大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)で販売しているものです。
格安SIMとは、大手キャリア以外の携帯会社がドコモなどの通信網を借りて販売しているものです。
SIMカードは大手携帯会社が提供しているもので、販売・通信回線の品質を管理しているのが販売会社となっています。
格安SIMの歴史は2010年頃から。最初はデータ通信専用SIMのみでした。
その後、格安SIMを提供する会社が競い合いサービス内容を拡大していきました。
格安SIMでのサービス内容
- SMS対応
- 音声通話対応
- データ通信無制限
- 電話かけ放題プラン
2015年頃から急速にサービス内容が向上し、上記のサービスが標準化されつつあります。大手キャリアと変わらないサービスを提供し始めています。
どうして、格安SIMが安いの?
格安SIMを使うと1,000円台~音声通話つきのスマホを使えます。大手キャリアだと安くても6,500円前後が相場です。
どうして格安SIMが安いの?と考えるよりも大手キャリアがどうして高いのか?を考えるほうが早いです。
国内の通信事業者は、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクのMNO3グループに大別できます。
普及拡大の成長フェーズこそ複数社がしのぎを削っていた通信事業者ですが、安定期に入り各社が収斂していった結果3グループとなりました。
これを寡占状態と見る向きもあり、今回の中間まとめ案でも構成員から「協調的寡占の色彩が強い」と指摘されています。
携帯市場を3社が独占しているから高いんです。
結果、様々な議論を総務省とも行っています。
参考:携帯料金の引き下げっていつから?デメリットあるの?検討会と各社の動向とは
適切な競争を行なっているのが格安SIM業者です。格安SIMが安いわけではなく、大手3社が高すぎるんです。
ほとんどがドコモの回線を使ったSIMカード
格安SIMを販売している会社のほとんどがドコモの回線。2社のみがauの回線を使っています。
大手キャリアから販売されているスマートフォンにはSIMロックといって他社のSIMカードが使えないような設定をしています。
ドコモの場合は使っているスマートフォンをそのままドコモ系の格安SIMに差し替えれば完了。
auの場合は、使っているスマホをau系の格安SIMに差し替えれば完了。
ソフトバンクのスマホは、扱っている格安SIMがないので新しく端末を購入しなければなりません。
まとめ
格安SIMは、大手キャリアのように実店舗を持っているところが少なく、ネットでの申し込みが多いです。
「手続き・設定が面倒くさそう、よくわからない」と思われる方が多いかもしれませんが、以前に比べてサポートしている内容も増えています。
大手キャリアで使い続ければ、無駄に高い利用料金を支払うだけです。
このサイトでは大手格安SIMの選び方・乗り換えをサポートしています。