アンドロイドの端末で気をつけなければならないウイルス。
最近は「ウイルスが検出されました」といったウイルス感染を警告する文章が表示されたり、警告音が鳴ったりする現象が増えています。
何気なく使っていてこんな警告が出ると不安になりますよね。
今回は、この警告は本当にウイルスなのか?ウイルスに感染したらスマホはどうなるのか?どんな対策方法があるのか?とまとめてお伝えしていきます。
スマホにウイルス感染の警告表示が出た
スマホのウイルスでは、ほとんどAndroidが狙われています。インターネットブラウザーを使っていると様々なウイルス警告文が出てきます。少しネットで調べてみるとたくさん出てきますよ。
android 〇〇でウイルスが(2)個検出されました
結構マジで悩んでるんだけどこれウイルスらしいんだけどウイルスバスターで検索かけても出てこないんだよね
すなわちこれはGoogleを装った詐欺って解釈でタスクキルでいいよね? pic.twitter.com/6YAmHnreVv— えぶてん (@eviten_gbp) 2018年9月22日
既出のようですが、私もGoogleでウイルス警告がでたので。これはGoogleの名を語る詐欺広告です。カウントダウンが0秒になっても変にタップしなければ大丈夫です。何も起こりません。また、画面からウイルス警告が消えないという人は、一度端末の電源を落とし再度つけるといいと思います。#拡散希望 pic.twitter.com/3iFqojMIFs
— 補じょ輪 (@horin_numa) 2018年8月25日
apple iphoneがウイルスに感染しているので、早急の対応が必要です
結構報告されているようですね。
画面を全面に出すポップアップ表示とバイブ、警告音で脅しをかけてきます。
スマホのウイルス感染警告画面は本物?
Googleを装ってウイルス警告発していますが、本物ではなく偽物です。
Androidでこの画面が出てもウィルス感染してるわけじゃなく、ウィルス感染したかのように見せかけてアプリをDLさせるようにしてるみたい!!手が込んでるな~。 pic.twitter.com/A9UstK08eV
— モガ (@moga_ga) 2016年7月28日
ウィルスに感染してると脅してアプリをインストールさせようとする悪質な広告の続き。GoogleとかAndroidのロゴが出てくるものだから、危うく引っかかるところだった(ーー;) pic.twitter.com/OGhVXjsrxr
— のぎの (@nogi_no) 2016年6月20日
Twitterでも紹介しているようにほとんどが偽アプリへの誘導ページです。
不正アプリをインストールさせようとしています。
一時期この手法でセキュリティアプリ「GO Security」がダウンロードランキング1位になったので多くの人が被害にあっていると思います。
ネット検索よりも、アプリの方が個人情報を扱う権限を持ったものあり、個人情報を抜き取るなどの被害に遭う可能性が高いです。
ここで紹介している警告文はウイルスではなく悪質な広告です。ネットブラウザを使ったポップアップなので簡単に対処はできます。
ウイルス感染警告が出た場合の対処法(警告ポップアップ消し方)
- アプリを全て終了させる
- ブラウザの履歴・クッキを全削除
履歴・クッキーの削除の方法は使っているブラウザによって異なります。
- iPhoneの場合:設定→履歴とWebサイトデータを消去
- Android:使っているブラウザ右上の設定ボタンを押す。設定→プライバシー(プライバシーとセキュリティ)→閲覧履歴データを消去する(保存したデータを消去)
これで悪質なポップアップは防げます。
本物のウイルス感染した様子
では、アプリをダウンロードしたりして実際にウイルスに感染した場合はどのようになるのかを見てみましょう。
(タッチパネルのバグなど端末側の故障の可能性もあります。)
ロック画面を開けようとする
画面が勝手に動く
過去のウイルスに関連した事件の報道の様子
実際にHuawei、Xiaomi、OPPO、Samsungなどの機種にマルウェアが搭載され販売
Honor、Huawei、Xiaomi、OPPO、Vivo、Samsung、GIONEEによって製造された500万のスマートフォンに「RottenSys」と呼ばれマルウェアがプリインストールされた状態で発売された。
マルウェアは、「システムWi-Fiサービス」として偽装され、プリインストールされていた。
「RottenSysは非常に積極的な広告ネットワークであり、過去10日間で13,250,756回の積極的な広告が発生し、548,822件が広告のクリックに変換された」とCheck Point氏は、過去10日間で$ 115,000稼いだとされている。
参考RottenSys: 'Aggressive' malware found pre-installed on five million Android devices
日本国内でも以下のように知恵袋で質問されていました。
(至急)スマホのウイルスについて
huaweiのnova lite2 を使用しているのですが、ウイルス(マルウェア)に感染したような挙動があります。
・触っていないのに、突然他のページを開かれる
・突然、画面に大きく広告が勝手に表示される
突然別のページが開かれる というのは、どうやら危険なサイトらしく、閲覧することができません。以下のスクショは勝手にページが開かれようとした時です。
とりあえずプリインストールされていた 端末管理 というアプリのウイルススキャンを行いましたが、異常はありませんでした。
頻度は1日1回起こるか起こらないかって感じです。
本当に怖いです。ウイルスに感染してしまったのでしょうか。どうすればいいでしょうか。
世界的な事件であることや、国内で流通する中国製スマホが増えていることから心配にする声は増えているかと思います。では、具体的な対策方法を紹介します!
スマホのウイルス対策の方法
では、今後こう言った悪質なポップアップやウイルスからスマホを守るためにどんな対策ができるのかを紹介していきます。
基本的に無料で対策可能。不安な人は有料で対策ですね。
怪しいアプリはダウンロードしない
スマホで最もウイルス感染の危険性が高いのはアプリのインストールです。
iPhoneはApp Store、AndroidはGoogle Playストアからのダウンロードだけです。
Androidは、アプリの審査が甘いので、中には怪しいアプリも公式サイトにあります。ダウンロード数の多いアプリのみにしておけば、ほぼウイルス感染はしません。
公式サイト以外のアプリをダウンロードするとウイルス感染する可能性が高くなります。
怪しいサイトにアクセスしない
怪しいサイトとは、ほぼアダルトサイトです。
アダルトサイトには記事冒頭で紹介したようなポップアップ表示させるものもあります。
これはガラケー時代からあるもので、入会金のような形で振り込み詐欺にあたります。
ただし、一般的に検索するサイトだと、Googleの検索システムで上位に上げられることはほぼありません。よほどのことが無い限り大丈夫だと思います。
怪しいメールは開かない
メールも開くだけでウイルス感染する可能性があります。
過去に年金機構の個人情報が流出す事件がありましたね。
学術機関の職員を装った電子メールに、セミナーの案内状と称したウイルス付きの文書ファイルが添付されており、これを開封した少なくとも2人の機構職員の端末が感染した。端末同士をつなぐLANシステム内のファイル共有サーバーに保管されていた基礎年金番号や氏名などの情報が、ファイルごと抜き取られたとみられる。
個人情報を抜き取るフィッシングの場合もあるのでメールには取り扱いの注意が必要です。
bit lyのURLはウイルス
注意!
メールの送信元が『楽天市場・Amazon』など如何にも公式サイトっぽい名前+メールアドレスで送信されています。
差出人を見ただけだと見分けがつきません。
不審なメールの特徴は、記載されているURLが短縮URLを利用していること。
例:https:// bit.ly/〜。goo/〜。
公式サイト側でも注意喚起を行っています。
他にも価格.comなど大手はやられています。よく利用されている方が入ればシェアしておきましょう。
具体的なメールの事例は『日本サイバー犯罪対策センター』にて公開されています。
参考インターネットバンキングマルウェアに感染させるウイルス付メールに注意
非常にわかりにくいので注意喚起を含めて読んでおきましょう。
ここまで、ある程度自分で知識をつけて対策ができます。
よく偽ウイルスの出るサイト例
ムーンライトノベルズでセキュリティ警告
ムーンライトノベルズは女性向け18禁オンリーの小説サイトで、 小説投稿・小説検索・小説評価・携帯対応・縦書き対応などしています。
このサイトを見ている、投稿する際にセキュリティ警告が出たら間違いなく詐欺です。
b9good(旧b9dm)
b9goodは、国内外の「さまざまな種類の動画を無料で視聴できるサイト」です。
AniTubeなどの無料アニメ動画サイトで違法性が指摘され代替え案に使われています。
ですが、古くから「サイトからウィルスが入ってくる」と報告されているため、接続しない方が良いです。
もし、ウイルスに感染したと思うような動きがあれば、次のセキュリティアプリを導入してください。
セキュリティアプリを入れる
最も簡単な対策方法はセキュリティアプリの導入です。
自分で出来る対策を紹介してきましたが、万が一危険なサイトへアクセスやウイルス感染するアプリをダウンロードしそうになったときに制限をかけて止めてくれます。
無料・有料のアプリがあるので違いをまとめてみました。
セキュリティアプリ | 有料 | 無料 |
自動スキャン | ◎ 完備 |
○ アプリによる |
ファイアウォール (不正侵入防止) |
◎ 完備 |
△ 欠ける場合あり |
有害サイト対策 (保護者機能) |
◎ 完備 |
△ 欠ける場合あり |
フィッシング (メール詐欺) |
◎ 完備 |
△ 欠ける場合あり |
サポート | ◎ 24時間OK |
× サポートなし |
無料アプリは基本的にウイルス対策のみです。保証もサポートもありません。
特に多いのがメールによるフィッシング。こちらの対策がないものはセキュリティアプリとして不安が残ります。できるだけ優秀なアプリを使う。これがセキュリティ対策として最も有効な手段です。
おすすめはノートンです。
通常セキュリティアプリ・ソフトを導入すると遅くなります。
しかし、ノートンは、最強クラスの防御力を誇りながらも快適さを追求しています。
世界10億以上の機器を守り、年間2.4兆件のネット犯罪・脅威から保護。
初心者でも安心できる24時間チャットサービスや60日返金保証も用意しています。
セキュリティソフトでお悩みの方の第一候補に入れてください。
もっと詳しくセキュリティソフトについて知りたい方は、別途記事で紹介しているので参考にしてください。
まとめ
日常的に使うものなので、いきなり警告が出たら驚きますよね。
ウイルス関連は脅しが効くので心理的に追い詰めてしまいます。何か起きてからでは遅いので事前に対策をしておきましょう。
近年、ウイルス・フィッシングメールのレベルが上がってきています。前もって知っておくだけで被害が減ります。もし、騙されそうな人がいたらこの記事をシェアしてくださいね。